クラウドデータ管理は、企業がクラウド(またはマルチクラウド)やオンプレミスに保存したあらゆるデータを、クラウドベースのソリューションを使用して管理するプロセスです。効果的なクラウドベースのデータ管理ソリューションは、データバックアップ、ディザスタリカバリ、アーカイブ、ファイル/オブジェクトサービス、アナリティクスなど、最新のオンプレミスデータ管理ソリューションと同じ機能を備えることができます。クラウドベンダーのデータ管理は、ランサムウェアからの保護まで提供している場合があります。
しかし、大きな違いは、クラウドデータ管理のソフトウェアは、クラウドストレージなどの基本的なクラウドサービスを活用するためクラウドネイティブとして設計されており、データの完全性とセキュリティに関してもクラウド特有の運用に対応するように設計されている点です。クラウドデータ管理を利用している組織は、as a service (aaS)ソリューション用のサービスプロバイダーを使用するか、パブリッククラウドまたはハイブリッドクラウドでセルフマネージド型のデータ管理サービスを使用できます。
今日の企業にとってデータは必要不可欠ですが、それを効果的に管理するのは至難の業です。大量データの断片化とハイブリッドクラウドのインフラの複雑化が相まって、レガシーツールではデータの価値をフル制御/フル活用するのは事実上不可能になっています。
クラウドネイティブのデータ管理ソフトウェアソリューションは、サイロ化を排除して運用を簡易化し、細かい制御下にあるハイブリッド環境の集中管理から価値を引き出すことができます。
クラウドデータ管理は、クラウド環境またはハイブリッド環境で運営している企業にとって非常に魅力ある提案です。以下は、クラウドでのデータ管理を使用する3つの主なメリットです。
先進的なクラウドデータ管理ソフトウェアソリューションは、これらの機能に加えて、さらに多くの機能を提供します。
クラウドデータ管理は、ユーザーとその組織がインフラストラクチャではなくデータの管理に集中できるようにします。組織は、1つまたは複数のプロバイダーの幅広いユースケースに対応するデータ管理製品を個別にサブスクライブする選択をするか、パブリッククラウドまたはハイブリッドクラウドでクラウドデータ管理ソフトウェアを実行するかの選択ができます。
以下は、クラウドデータのユースケースとして最も人気の高い10のシナリオです。
以下は、レガシーのポイント製品やツールを使用しているエンタープライズクラウドデータ管理ソフトウェアが抱える課題です。
以下は、クラウドコンピューティングとクラウド管理に新しいアプローチで取り組むクラウドソリューションでエンタープライズデータ管理を使用した場合の可能性です。
クラウド上のエンタープライズデータ管理はデータのサイロ化を解消し、運用を簡易化して、セキュリティを強化するので、ITチームがマルチクラウド環境全体で価値を見出すことができます。
最新のハイブリッドクラウドのデータ管理ソリューションとのクラウド統合は、ゲートウェイやプロキシを追加することなくクラウドネイティブのAPIを使用します。パブリッククラウドとプライベートクラウドの間で階層化、アーカイブ、レプリケーションが可能になります。
データは以前はオンプレミスのデータセンターで一元管理されていました。しかし現在は、複数のクラウドや、データセンター、支社、キャンパス、デスクトップ、ノートパソコン、モバイル端末などのローカルストレージに分散して保存されています。
このすべてのデータを管理するにはシンプルな戦略が必要です。異なる場所にある冗長ストレージ装置にデータを複製するという従来のアプローチでは、データの可視化と、セキュリティ保護や管理を一元化する方法がありませんでした。コスト高で非効率的なこのアプローチは持続不可能です。
Cohesity Data Management as a Service (DMaaS)はそのためにあります。DMaaSは、バックアップとリカバリ、災害復旧、アーカイブ、ファイルサービスとオブジェクトサービス、開発/テストのプロビジョニング、データガバナンス、セキュリティなど、業界で最も包括的なデータ管理ソリューションへ、1つの統合された使いやすい環境で利用できるようにするためのサービスのポートフォリオです。これまで、ITは多数のベンダーからSaaSソリューションを寄せ集めて組み立てなければならず、さまざまなサービスレベル、ライセンス条件、インターフェイスの管理に付き物のオーバーヘッドが生じていました。その結果、レガシーインフラのサイロと同じように、大量データの断片化という問題を引き起こしていました。
以下は、CohesityのDMaaSソリューションで実現できる重要なことです。
Cohesityは、クラウドデータの管理方法と導入方法に最適な選択肢を提供します。DMaaS、セルフマネージド型ソフトウェア、または両方を選択することができ、すべてを同じプラットフォームで実行し、同じユーザーインターフェイスで管理することが可能です。